2010年6月25日金曜日

入院生活

生まれて初めての長期入院となってしまった。
事故当日とその翌日は身動き取ることもままならず、ただ痛みに耐えながら天井を見ているという2日間であった。






「これは痛そうだな」「痛いだろうな」という医者の声が聞こえた。
肋骨の骨折には手や足の骨折のときに着けるようなギブスがないらしく、自然にくっつくのを待つしかないらしい。
肺には管が入れられて、それが大きな機械に繋がっている。管には肺から出る液体が流れ出ていて、その状態を医者と看護師がいつもチェックしている。今は怪我しているから血が混じった真っ赤な液が肺から出ているが、口の中と同じで肺からも液体が出ているのは誰でも当たり前のことなのだそう。とはいえ体にパイプが入っていることを考えると、その部分が痛ガユイ感じがするし気分も良くない。

皮下気腫(体の全体に空気が入ってしまったやつ)は収まっていくのを待つしかないらしい。体中が皮膚の下にプチプチを敷き詰めたような状態になってしまった。毎日医者と看護師が触っていく(何だか嬉しそうに)。自分で触っても確かに面白いしな。ブチュブチュブチュって感じで皮膚の下に気泡があるのが確認できる。入院2日目には最大に空気が入ったらしくて、目が開かなくなった。このときにはこのままさらに膨れていったらどうなるのか、ちょっと怖くなった。


要するに今回の事故でオイラの体に起こった障害については、施術によって改善というのはなくて、経過を見ていくという方法しかないということらしかった。

外傷が一つもない、というのも何だか不思議。
左モモの内側に内出血があるくらいであとは何もなし。そのかわりに中がぐちゃぐちゃになった。こんなことあるんだ。
チャリはどうなったのだろうか?



事故ってしまったことは災難であったことには間違いない。
でもよく考えてみると、縁石に強打した部分が今回は脇腹であったからこの程度ですんでいたものの、もしも頭を打っていたら、背骨を打って打ってしまっていたらと考えると本当にゾッとする。



まだ不幸中の幸いだったと考えた方が良いのかもしれない。

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